金・プラチナに関わる豆知識をご紹介いたします。
金製品の刻印の意味
ネックレス、指輪、置物などなど、、、
皆さんがお持ちの金製品をよく見てみると、小さな小さな刻印で、何やら文字や数字が書いてあることと思います。
「K24」やら「18K」、はたまた「750」や「585」などなど、、、これは一体、なにを意味しているのでしょうか?
実はこれらの刻印は、その製品に含まれている、金の純度を表わしているのです。
金の純度は、0から24までの段階に分けた24分率で表されます。
すなわち、「純金(100%の金) = 24金」ということになり、「24金」「24カラット(Karat)」「24K」「K24」と表記されます。
1000分率で表記される時もあり、その場合は「1000」や「999.9」となります。
ちなみに日本では、純度99.99%以上の金ならば、24金と表示して良いことになっています。
おそらく日本で、最も一般的な金製品は18金の製品だと思われます。「K18」という刻印が打ってあります。
この18金とは、18/24、18÷24=0.75 → 75%
つまり「純金の含有率が75%である」ということを示しているのですね。
もしあなたが、100グラムの18金の製品をもっていたとしたら、その製品は75グラムが純金でできていて、あとの25グラムは別の金属でできている、ということになります。
他には14金の製品も日本では良くみられます。この場合は、14/24、14÷24となり、約58.3%の純金の含有率ということになります。
金の純度と刻印を表にすると、以下のようになります。
24分率の刻印(※) | 1000分率の刻印 | 純度(%) |
---|---|---|
24K | 1000または999 | 99.9 |
22K | 917または916 | 91.7 |
20K | 833 | 83.3 |
18K | 750 | 75 |
14K | 585または583 | 58.3 |
10K | 417または416 | 41.7 |
9K | 375 | 37.5 |
8K | 333 | 33.3 |
※日本での表記の場合、「K24」などのように、Kが数値の前に来ることが一般的です。
皆さんも一度、お手元にお持ちの金製品の刻印を調べてみてはいかがですか?
製品によって、色々と金の純度が違っていて面白いかもしれませんよ。
ところで、そもそも何故、金の純度を24分率で表記するのか?といいますと、、、
実は正確な理由は、わからないんです。
関連があるものは、一日の単位を24時間で分けていることですね。
昔は、24分率を基準とした計算の方法があったようです。
一日の単位と、金の純度以外の単位としても、24分率が使われていたものがあったのかもしれません。
そしてそのなかでたまたま、一日と金の純度に対してだけ、まだ生き残って使われ続けている、、、と。
何か、歴史の重みのようなものを感じられますね。