金・プラチナに関わる豆知識をご紹介いたします。
自宅の押し入れから、金の酒杯みたいなものが見つかったら?
カイウルに来店されるお客様のなかで、「自宅の押し入れからこんなのがでてきたんだけど、これって本物?」と、木箱に入った金色の酒杯を持って来られる方が、ちょくちょくおられます。
もしそれが本物の純金製の酒杯だった場合は、かなりの買取金額になります。
大きさにもよりますが、かなりの重量のことが多いですからね。
しかし、、、残念ながら、大抵の場合は買取不可という結果になってしまいます。
「これ、どうかな?」とお持ちいただく金色の酒杯は、金メッキの酒杯の場合が非常に多いのです。
さてある日、あなたの自宅の押し入れからも、年代物の木箱に入った金色の酒杯がでてきました。
果たしてこれは、本当に金でできているのか?それとも金メッキ製、、、?
実は、とあることを知っていれば、意外と簡単に判断できるんですよ。
ちょっとその酒杯をひっくり返して、杯の裏側に刻印されている文字を見てみましょう。
「純金」という文字が刻印されていた場合
おめでとうございます。絶対ではないのですが、その酒杯は純金製の確率がかなり高いと思われます。
金相場の高いうちにカイウルにお持ちいただくもよし、古美術のお店に鑑定に持っていくもよし、家宝として大事に保管しておくも良し、です。もちろんカイウルにお持ちいただけましたら、よりしっかりと鑑定、査定をさせていただきます。宜しくお願い致します。
「24K GP」という文字が刻印されていた場合
残念ながら、その酒杯は金メッキの製品です。
金以外の金属で作られた酒杯の表面に、ごくごく微量の純金を薄く延ばして貼り付けてあるのです。
メッキとして使われているのはもちろん本物の純金なのですが、、、いかんせん微量すぎるので、当店では金として買い取ることができません。申し訳ございません。
このように、大抵の金メッキの製品には「GP」という刻印が打ってあります。
「GP」とはどういう意味かといいますと、「Gold Plated」すなわち「金でメッキされた」という言葉の略です。
また、よく似た刻印で「GF」というものもあります。こちらは「Gold Filled」の略で、「金で張られた」という意味です。金メッキと金張りは、厳密に言うと別の処理を施したものなのですが、大まかに同じものだと考えていただいて差し支えありません。
金メッキを分厚く施したものが金張り、とでもいったところでしょうか。
さて、あなたの押し入れから次にでてくる金色の酒杯、果たしてどんな刻印が入っているのでしょうね?
「GP」?「GF」?それともそれとも、、、ちょっとドキドキしてきませんか?