日本一の金鉱山、菱刈鉱山の持つ、世界一の凄い秘密
HOME >
金・プラチナに関わる豆知識 >
日本一の金鉱山、菱刈鉱山の持つ、世界一の凄い秘密
金・プラチナに関わる豆知識をご紹介いたします。
日本一の金鉱山、菱刈鉱山の持つ、世界一の凄い秘密
鹿児島県に、菱刈鉱山という金鉱山があります。日本最大の金鉱山です。
日本の年間の金生産量は、約8トン。その内の90%が、菱刈鉱山からの産出なんだそうです。
ところで、金の生産量世界一はどこかといいますと、2007年時点では南アフリカです。
この年の金生産量は約272トン。
日本と比べると、ざっと34倍の生産量です。さすがですね。
このように、生産量だけをみると、日本と南アフリカとの間には雲泥の差があります。
しかし、実は菱刈鉱山には、南アフリカや他の世界の金鉱山と比べて圧倒的に優れた、とある利点があるのです。
それは何かというと、「非常に品位の高い金鉱石が産出される」ということです。
通常、金鉱山から産出される金鉱石には、平均して1トンあたり5グラムの金が含まれています。
それに対して菱刈鉱山から産出される金鉱石には、何と1トンあたり、40グラムもの金が含まれているんです。
その差、実に8倍!世界に類を見ない、超優良鉱山なんです。
この日本に、採掘効率世界一の金鉱山がある。そう考えると、なんだか嬉しくなってしまいますね。
ちなみに、何故、菱刈鉱山からはこんなに高品位の金鉱石が発掘されるのでしょうか?
色々な仮説が考えられているようですが、これだ!という明確な理由は、いまもって不明のようです。
大自然の不思議な不思議な神秘、、、ということなんでしょうね。